ほっぷ・すてっぷ・きゃんぷ

1924年（大正13年）に建てられた広島電鉄宮島線の唯一の木造駅舎である広電廿日市の駅舎でしたが、廿日市市が本年度着工する沿線道路と駅前の整備事業に伴い、今秋解体されることになりました。
これを惜しみ、広電宮島線乗員有志と路面電車を考える会との共催で、二百廿日豊年市民祭にあわせて駅舎のさよならイベントを行うことになり、現在も利用しているひとりとしてイベントに行ってきました。

最初の写真の切符は記念入場証明を先着500名に配布されたものです。
記念入場証明切符の裏に広電廿日市駅で使っていた日付印を押してから、改札口で切符を切ってもらいました。
ひとりで行ったのに何で2枚もらったのか・・・

普段の日中は閑散としてるのですが、この日はイベントがおこなわれたということもあって、鉄道ファンをはじめ、地元の人もたくさん来られて記念入場証明切符の列が出来てました。


出札窓口・改札口の復活行事の様子



高校の放送部？やテレビ局もたくさん来られて取材してました。


展示してあった昭和4年（1929年）当時の駅ホームの写真を撮って、現在の駅ホームと比べてみたり・・・


現在の宮島線直通電車の低床式車両と現在は使われていない高床式車両のホームの高さを比べてみたり・・・



今回のイベントの様子を撮ってみたり、昔懐かしい写真や寄せ書きを眺めてみたり・・・
小さい頃に電車に乗って出かけていた事を思い出してみたりしてました。
「ホントに今までありがとう！」という感謝の気持ちでいっぱいです。


余談ですが、線路を挟んで駅舎の向かいに広島電鉄の廿日市変電所があります。



以前はレンガの建物だったんですが、昭和20年（1945年）8月6日に原爆が投下されて壊滅的被害を受けながらも、3日後に運転を再開させることが出来たのはこの廿日市変電所のおかげです。

駅舎の解体が始まったら、その様子を撮ってみたいと思います。